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デイトナ、サブマリーナなど2020年2月のロレックス相場。

2023年03月29日

デイトナ、サブマリーナなど2020年2月のロレックス相場。全体的に下落傾向、買取相場も下がり気味と伝えられる。そんな中でゴールドデイトナが謎の高騰

| 先行きは不透明、ここから大きな上昇は見込めない? |



さて、2020年2月のロレックス相場。

主なスポーツモデルをピックアップしていますが、1月の相場同様に価格改定(値上げ)の影響はほぼ感じられず、全体的にはちょっと下がり気味。

なお最近の停滞した相場、将来的な不安を考慮してか、買取相場も(店頭相場に比較して)下落傾向だと言われ、現行モデルだけではなくクラシックモデルも「以前のような価格では売れなくなった」と言われているようです。

ちなみに今月は特殊な動きがあって、ゴールドデイトナが謎の高騰を見せています。

ちなみに定価に比較してもっともプレミアがついているのはデイトナ(205%)、次はペプシ(181%)、そしてハルク(180%)。

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GMTマスターII 126710BLNR(バットマン)

まず、かなり値動きが激しいのがバットマン。
ピークは発売直後の2,680,000円ですが、そこから価格が下がってゆき、2019年夏の暴落からちょっと戻すもまだ下がってきている、という印象。
3ヶ月タームのグラフではちょっと戻しているようにも見えますが、現在の最安は1,618,000円なので1ヶ月前の1,662,203円よりも下がっていて、長期的に見ると下降トレンドをたどっているようです。
なお、定価(希望小売価格)は918,000円なので、相場は低下に対して181%ということになります。


サブマリーナデイト 116610LN

2020年にはムーブメントが切り替わり新型にモデルチェンジするのではと言われるサブマリーナデイト。
一ヶ月間の新品平均相場は1,276,234円、直近だと1,268,000円なので「ちょっと」下がっていることになりますね。
こちらも最近ちょっと戻しているように見えるものの長期的には下落傾向にあり、トレンドとしてはバットマンと「ほぼ同じ」ように思えます。
定価は943,000円なので、相場は定価の135%。


サブマリーナデイト 116610LV(ハルク)

発売後10年が経過し、もしかすると廃版(ディスコン)になるんじゃないかと言われているのがグリーンサブ、通称ハルク。
こちらは同じサブマリーナといえどもブラックベゼルの116610LNとはやや異なる動きを見せていて、先月、今月とやや上昇傾向(ただ、上がっていると言えどもほかモデルと比べて極端に異なる動きがあるわけではない)。
1ヶ月前は1,729,425円、今月始めでは1,775,000円と微増にとどまりますが、もしディスコンになれば大きく相場が跳ね上がることになりそうです。
定価は987,800円なので、現在の相場は定価に対して180%という水準です。


エクスプローラー 214270

もっとも「2020年に廃止される可能性が高い」と言われるエクスプローラー。
2020年1月の価格改定リストになかったことから「値上げせず、部材が残っているぶんを作りきって終了」という憶測が流れています。
1ヶ月前は836,899円、そして今月の相場は837,000円なので文字通りの微増。
定価は687,500円なので現在の相場は定価の122%。

ちなみにエクスプローラーはサブマリーナ、GMTマスターとは異なる動きを見せていて、長らく大きなプレミアがつかなかったものの、じわじわ下がる他のスポーツモデルに比較し、逆に現在は「最高値」を更新中。


エクスプローラー II 216570

こちらもエクスプローラー同様に「遅れて人気化しつつある」エクスプローラーII。
先月の相場は1,053,188円、現在は1,030,000円とやや下がっているものの、こちらも現在「過去最高レベル」の相場で推移しています。
ただし今のところは大きく価格が上昇する傾向は見られず、しかしぼくは「エクスプローラー/エクスプローラーIIは非常に優れた時計だ」と考えていて、なぜ価格が上がらないのかはちょっと不思議。

なお新定価は875,600円なのでプレミア率は118%です。


ヨットマスター 116655(ヨットマスター40)

ステンレススティールケースを持つスポーツロレックスと異なる動きを見せるのがゴールドケースを持つスポロレ。
このヨットマスター116655は2019年夏のロレックス相場暴以降もジリジリ価格を戻していて、現在は275,800円(一ヶ月前は2,756,376円)。
なお、定価は2,886,400円なので、めずらしく「定価を下回る相場を持つ」モデルでもありますね。

なお、ホワイトゴールドケースを持つヨットマスター42は1ヶ月前の3,384,882円から一瞬「謎の高騰」を経験し、現在は3,371,329円へと落ち着いています(定価は3,052,500円なのでプレミア率は110%)。

コスモグラフ デイトナ 116500LN

そして圧倒的王者のコスモグラフデイトナ。
一ヶ月前の相場は2,833,435円、直近の相場は2,848,000円とやや上昇。
デイトナの特徴としては「下がりにくい」というものがあり、昨年夏にロレックスの相場が全体的に下がった後にも比較的早い段階から戻し、かつ「戻すペース」も速いようです。
ピークは2019年6月の3,057,915円ですがそこから277,100円まで落とし、現在のところまで戻っていて、もしかするとまた「最高値」を更新する場面があるのかもしれません。
なお、定価は1,387,100円なので、プレミア率は205%。

コスモグラフ デイトナ 116518LN

そしてやはり動きが読めないのがゴールドモデル(欧米での人気が高いため、日本国内での人気不人気に関係なく、それに国内相場が引っ張られる傾向がある)。
このコスモグラフデイトナ116515LNはここ数ヶ月「ちょっとづつ」価格を上げていいたものの、1ヶ月前の3,588,310円からなんと直近だと3,858,000円へと大きく高騰。
もちろんこれは「過去最高値」でもあり、2019年7月に記録した3,777,250円を超えることに。
なお、定価は3,007,400円なので定価との乖離は138%です。

ヨットマスターⅡ(116680)

なかなか注目されないスポーツロレックスが「ヨットマスターII」。
一ヶ月前の相場は1,924,930円、そして現在は1,899,900円なのでちょっと下落気味。
この価格を出せばサブマリーナが購入できるので、やはり「ネームバリューや資産価値を考え、同じ価格であれば、サブマリーナを選ぼう」となるのかも。
ちなみに定価は1,975,600円で購入できるので、これも「定価以下で買える」スポロレですね。

なお、ステンレススティールとプラチナケースを持つヨットマスター40(126622)の定価は1,265,000円で、現在の相場は1,504,140円。

VIA:価格.com  


Posted by ディ717 at 11:52Comments(0)

リシャール・ミル |新作情報!SIHH 2017 ジュネーブサロン。

2022年12月15日

リシャール・ミル |新作情報!SIHH 2017 ジュネーブサロン。

世界一軽いRM 50-03スプリットセコンド・トゥールビヨン・クロノグラ フ‐マクラーレンF1-

リシャール・ミルと新たな 10年間のパートナー契約を締結したマクラーレン・ホンダ
RICHARD-MILLE-JENSON-BUTTON-RON-DENNIS-copyright-s-610x378 マクラーレン・ホンダといえば、ブルース・マクラーレン氏が1966年に創業以来、世界選手権20回、グランプリ182回優勝という、グランプリレースにおける最も成功した名門チームのひとつとして君臨するフォーミュラ1チームである。マクラーレン ブランドは、50年間フォーミュラ1レースの頂点に存在し続け、継続的な技術革新、ディテールへの細心の注意そしてレース勝利がもたらす名声は、まさにリシャール・ミル ブランドの哲学に完璧に調和していると言えるだろう。両社をつなぐ共通点は、徹底した技術革新、完璧さの追求、そして前進への飽くなき渇望である。



新型キャリバーは、抜群の性能を誇る名作
スプリットセコンド、トゥールビヨン、クロノグラフを装備したRM 50-03マクラーレンF1ウルトラライトは、ストラップも含めた重量が僅か40グラムの、世界一軽い機械式クロノグラフ時計で、この画期的な軽さの秘密は、最先端素材の使用にある。チタン、TPT™カーボンに加え、全く新しい素材、 TPT™グラフを時計の製作に初めて導入した。この新素材の応用は、2015年にマンチェスター大学に開設された国立グラフェン研究所の研究から誕生したもので、物理天文学院のアンドレ・ゲイム博士によって、グラフェンは同研究所で2004年に初めて特定された。それから6年後の2010年、この先駆的な研究により、アンドレ・ゲイム博士とコンスタンチン・ノボセロフ博士はノーベル物理学賞を受賞している。そして、マンチェスター大学、マクラーレン・アプライド・テクノロジー、ノース・スィン・プライ・テクノロジー(NTPT®)の共同研究が実を結び、リシャール・ミルは改良型TPT™カーボンによるケースの製造に成功した。

graphene-week-219 ©University of Manchester500×330 シングルシーターへのTPT™グラフの導入に取り組んでいるマクラーレン・テクノロジー・グループとマクラーレン・ホンダのおかげで、スチールに比べて200倍の強度と6分の1の重量の画期的なナノ材料で、‐グラフェン‐を注入すると、カーボンの物理的特性は大幅に向上することが証明された。これを受け、リシャール・ミルで使われているカーボン複合材の密度を大幅に下げ、耐久性を強化するためにはグラフェンの使用が最適であるという結論に達したのだ。グラフェンがもたらすメリットを確信したリシャール・ミルのエンジニア達は、ノース・スィン・プライ・テクノロージーのエンジニアと共にこの新素材の実用化に向けて、TPT™カーボンへのグレフェンの取り込み方法について研究した。表面に波動状の美しい模様のTPT™カーボンは、厚みが30ミクロン以下の並列の繊維層を600枚積み重ねたコンポジット材。これらの繊維層の一枚一枚にグラフェン入りの樹脂をたっぷりと浸透させてから、特殊なCNCマシーンによって各層の繊維の方向を45度ずらしながら600枚重ねていく。その後、6バールの圧力下で120度の熱処理で固めると新素材TPT™グラフが完成する。時計業界ではリシャール・ミルの独占使用となるTPT™グラフの生産が実現できたのは、マクラーレン・アプライド・テクノロジーによる多数のコントロールと検証テストのお陰と言えるだろう。

TPT™グラフの加工にあたり、「リシャール・ミル」の工房では、ムーブメントとケースのパーツ加工チームが、ミクロン単位の精度を確保するための切削ツールの製造とプログラミングに膨大な時間を費やした。できあがった3層構造ケースは、優れた耐性と究極の軽さに加え、優れた着け心地と、非常にユニークで印象的な外観など、非の打ちどころのない仕上がりとなっている。わずか7グラムのムーブメントは、「ウルトラライト」と呼ぶにふさわしい傑作、この軽量化の秘密は地板とブリッジにグレード5のチタンとTPT™カーボンを使用し、パーツに極限のスケルトン仕上げを施したことだ。チタンはその密度、剛性、低い熱伝導率ゆえにマクラーレン・レーシングF1エンジニアリング・プログラムが選び抜いた素材で、シャーシと空気力学的要素の軽量化と強化を図るほか、ギアボックスやコネクティングロッド、弁機構などの製造にも使用されている。

すべて手作業によって作り上げられた美しい曲線や鏡面仕上げ、サテン仕上げなどのムーブメントから、時計作りの高い技術力を伺うことができる。例えば1つのグレード5チタン製のダイヤルの縁を際立たせるために3時間もの時間をかけて面取りと磨き上げを行う。香箱や二番車、ガンギ車などすべての歯車も、歯の形状に切る前に上下面に環状平滑処理を施し、マクラーレン・ホンダF1カーのウィッシュボーン式サスペンション構造から着想を得たTPT™カーボン製のトランスヴァースケージ(横ケージ)がミドルケースに取り付けられ、RM50-03 キャリバー全体を支えている。ケーシングリングを使わない独自のアーキテクチャーにより、ムーブメントがケースに完璧に収まる。こうした技術的改新が、複雑なキャリバーの耐久性を高め、リシャール・ミルの工房で行った衝撃テストの結果、RM50-03 キャリバーは5000Gの衝撃にも耐え得ることが実証されているのだ。

RM50-03 COURONNE RGB

RM 50-03 マクラーレン F1ウルトラライトは、トゥールビヨン脱進機にスプリットセコンド機能を搭載させ、完成度の高いクロノグラフ時計。1つのメカニズムの中にこれら2つの複雑機構を組み合わせるためには、動力の伝達が完璧でなければならない。それには摩擦の軽減が必要であることから、香箱と輪列の歯車の歯の形状の研究が行われ、安定したトルクと最適な伝達効率を確保することができた。ムーブメントの性能とトルクの安定性は、70時間パワーリザーブとトルクセンサー用のインジケーターから読み取ることができる。クロノグラフのプッシャーデザインは、マクラーレン・ホンダのマシーンの吸気口を象徴し、リューズのデザインはマクラーレンが使用するレース用の車輪リムから着想を得ている。

スプリットセコンド機構を新たに設計し、スプリットセコンドのクランプに広範な研究を進めた結果、クロノグラフの動力消費が半減したほか、軸の摩擦も軽減し、スプリットセコンドの異なったレバーを制御する6コラムのホイールは、レバーの完璧な同時作動、機能の完全ロック、非常に安定した設定を確保するように設計されている。

グラフェンの比類のない特性に着目したリシャール・ミルは、グラフェン応用の一環として、ストラップメーカーであるBIWI社とのコラボレーションで、RM 50-03のラバーストラップの弾性と耐摩耗性を向上させるために、ラバーにナノ素材を加えるという新たな試みに取り組みもした。このようにグラフェンをいろいろな分野で応用することは、リシャール・ミルばかりかマクラーレン・ホンダにとっても極めて重要な技術の進歩をもたらす。





RM50-03 FULLFRONT RGBRef.|RM 50-03 McLAREN F1

キャリバー| RM50-30 手巻きトゥールビヨン・ムーブメント、重量7g

ケース|TPT™グラフ。49.65 mm x 44.50 mm x 16.10 mm

防水| 5 気圧(約50m)

ストラップ|グラフェン注入ラバーストラップ

限定本数|世界限定75本

予定価格|1億1270万円(税別)

※ フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンが2017年にハンドルを握るマクラーレン・レーシングカーの5分の1スケールのミニュチュアカーが付属











不滅の人気モデルから待望の日本限定モデル誕生


2007年に発表されてから不滅の人気を誇るRM011シリーズから、日本の要望に応え誕生した日本限定モデル『RM11-02』。搭載されているオートマチック・キャリバーは初期のキャリバーRMAC1から新機能を装備した次世代キャリバーRMAC2に置き換え、技術的な進化を遂げている。フライバック・クロノグラフ、ビックデイト表示のアニュアルカレンダー、60分のカウントダウンタイマー、24時間積算計などの機能の他、スーパールミノバを塗布した針によりデュアルタイムゾーンを表示するUTC機能が加わっっている。PVD処理のチタン製ムーブメントはダブルバレルと可変慣性モーメントローターによる自動巻き上げ機構を装備し、約55時間のパワーリザーブを確保している。

デュアルタイムゾーン、クロノグラフなどのプッシャーデザインはRM011コレクションの特徴でもあるレーシングカーのペダルデザインからインスピレーションを得たラインが彫り込まれ、モーターカーに因んでクラッチ機構を連想するチタン製リューズを装備し、触った時の感触を良くするためにアルクリン製外リンクを配している。



Ref.|RM 11-02 ジャパン・ブルー

キャリバー| RMAC2 自動巻き

ケース|ベゼルと裏蓋はATZホワイトセラミック、ミドルケースはNTPTカーボン。50.00 mm x 42.70 mm x 16.15 mm

防水| 5 気圧(約50m)

ストラップ|ブラックラバー

限定本数|日本限定30本

予定価格|1,820万円(税別)

発売時期|2017年秋発売予定




https://www.aimaye.com/brand-copy-IP-28.html


【お問合せ】

リシャール・ミル GINZA
〒104-0061 東京都中央区銀座 8-4-2
TEL:03-5537-6688  


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ムーンフェイズ 時計をよりエレガントに

2022年05月05日

ムーンフェイズ 時計をよりエレガントに

古くは空を眺めて食事をし、風雨が種を蒔くタイミングを見計らうために農業に月が利用されたが、現在では月見は退屈しのぎやデート、キャンプなどロマンチックな娯楽として定着している。 月の満ち欠けの意味はわかっていても、月の満ち欠けがない時計をつけている人はたくさんいるのに、回してくれる人が少ない、もしくはやり方を知らない人が多いというのはおかしな話です。 しかし、なぜこんな無駄な機能にリアルマネーを使わなければならないのか。 その答えは実にシンプルで、「エレガンス」です。



ランゲ1・ムーンフェイズ

時計は数え切れないほどの進化を遂げ、もはや機能だけが優先される時代ではなく、時計がうまく機能し、その上、見た目もよくなければならない。 ムーンフェイズは、卓上時計の時代から、初期の天文時計から受け継がれてきたもので、地球と月の関係や先人たちの天文観測を総合したものである。 私たちはいつも、「月は柳の上、人は夕暮れ」「グラスを月に掲げて、影は三つになる」「月は松に輝き、澄んだ春は石に流れる」「哀しい心を月に送って、人生の終わりまでついて行く」と言います。 憂いを帯びた心を月に送り、夜の西まであなたを追いかける」等々。 自宅に名画を飾るように、ムーンフェイズを搭載した時計は、より評価され、上級者に見えることが多いのです。



59歯ムーンフェイズディスク

月の満ち欠けについては、すでに記事を割いているので、現在一般的なものとそうでないものを簡単に紹介する。 ムーンフェイズの原理は実に単純で、地球の周りを回る月の周期、すなわち29.5日周期に合わせて設計されている。 しかし、機械式時計では歯車を半分にすることは不可能だし、ムーンフェイズの0.5日変化を表示するのも不便なので、59枚の歯で2周期分動くようにしてこの問題を解決し、そのためムーンフェイズの時計によく見られる、上下に2つの月を持つディスクになっているのだ。 ただし、月相の周期は正確に29.5日ではなく、これは比較的正確なアルゴリズムで、実際には29日12時間44分22.8秒なので、ほぼ3年程度で通常の月相は1日分の誤差が生じることになります。 一方、ファインムーンフェイズウォッチは、ムーンフェイズディスクの歯数が多く、減速機でタイミングホイール機構と連結されているため、ファインムーンフェイズの標準である122.6年で1日の誤差となり、やや精度が高い傾向にある。 今日、ジャガー・ルクルトは、1日/985年の誤差を持つ、究極の「ミレニアム・ムーンフェイズ」を発表しました。 ヴァンガードのプレシジョン・ムーンフェイズも577.5年に1日の誤差という高精度を実現しています。

月の眉間





前述したように、ムーンフェイズという機能性は、ほとんどの人にとって無視できるものですから、実際には、それが正確かどうか、あるいはどれだけ正確かということは、単なる格好の話題であり、その「色」が重要なポイントになるのです。 ブランパンを抜きにしてムーンフェイズを語るのは少し難しいのですが、それはブランパンが近代時計ルネッサンス以降、ムーンフェイズをより高いレベルに押し上げた最初の人物だからでもあり、ブランパンのムーンフェイズが本当に特別なものだからでもあるのでしょう。 ブランパンだけでも、さまざまなムーンフェイスのデザインを見ることができます。メンズでは、ある種の謎めいた微笑み、斜めの目、2本のアーチ型の眉毛、さらに髭を加えると、非常に興味深い方法でチャップリンにインスパイアされているとさえ思います。 一方、ブランパンのレディースコレクションのムーンフェイズは、口角にビューティーマークがあり、長いまつ毛が見えるように目を閉じた、穏やかで恥ずかしそうな表情を表現しています。



ジャケ・ドロー ムーンフェイズ

表情のあるムーンフェイズはブランパンだけでなく、ジャケ・ドローでも見られるもので、独自の方法で表示されています。 ジャケ・ドローは非常に文学的なブランドであるため、ムーンフェイズも非常に意味深いものに仕上がっています。 表面には厳粛な人間の顔が彫られ、8つの7角星に囲まれているだけでなく、円形のストッパーが前後に覆われて、まるで見たくてもまだ恥ずかしいと思っているフェアレディのようにムーンフェイズの表示を実現させています。





同じブレゲでも、ムーンフェイズ・フェイスは異なります。

ブレゲにもムーンフェイズの時計がいくつかありますが、ブレゲのムーンフェイズも同じように、前の2つのブランドのムーンフェイズ・フェイスよりも、頬に微笑みの跡が刻まれ、荘厳ながらも微笑ましい表情を持ち合わせているのです。 一方、その眉は古代中国の武人の眉に似ており、極めて武骨で、男女の月の満ち欠けも同じではない。



ステファン・サルパネヴァ ムーンフェイズ

しかし、本当の「しかめっ面」でムーンフェイズを行うのはフィンランドの独立系時計ブランドStepanSarpanevaで、そのムーンフェイスは基本的にしかめっ面の風変わりな表情に従っており、ムーンフェイズ付きの時計はすべて、たとえ文字盤全体がそうした顔であってもムーンフェイズを表示するスペースを多く与えているのだ! このブランドの歴史が浅いのは当然だが、すでに国内外の時計界では非常に高い人気を誇っている。 そのため、MB&Fの「Frog」ウォッチをはじめ、多くのブランドとコラボレーションして、このアイコニックなスクイーズド・ムーンフェイスを提供している。

絵文字を持参する時計は面白くないのか?

月の曇った顔

しかし、もしあなたがクールな技術に興味があるのなら、面白い絵文字は明らかにあなたのためにはなりません。



ランゲGrandLange1Moonphase「Lumen」ウォッチ

ランゲの時計といえば、GrandLange1Moonphase「ルーメン」とリヒャルト・ランゲ「テラルーナ」の2本があると思います。 まずは、私が知る限り、ランゲ特許の夜光層により、夜間にムーンフェイズを見ることができる唯一の時計、グランドランゲ1ムーンフェイズ「ルーメン」から。 ムーンフェイズ時計の大半は、夜空を描いた金属製ディスクで表示されるが、このディスクには夜光塗料が塗られていないため、夜になってしまうと、光の加減でムーンフェイズを見ることは通常できず、日中でも暗い半円の窓として見えることが多い。 特殊な設計により、大きなムーンフェイズの底面に夜光塗料を塗布した背景層を配置し、暗闇でも輝くようにしたもので、これまでに見たことのない夜光のムーンフェイズです。



ランゲ RICHARDLANGEPERPETUALCALENDAR "Terraluna

もうひとつのランゲのムーンフェイズ、RICHARDLANGEPERPETUALCALENDAR「テラルーナ」は、裏蓋に地球と月の軌道を示す遊星歯車機構を内蔵した本格天文ムーンフェイズウォッチです。 月の曇り具合だけでなく、地球の周りを回る月の満ち欠けを示すムーンフェイズは、通常の月の満ち欠けよりもはるかに専門的なシステムであることは間違いない。



DB25 ムーンフェイズ

これだけでは物足りないという方は、まだまだこれからです。 どんな機能でも、最高峰に到達し、常識を打ち破るには、それなりの対価が必要であり、腕時計の場合は、より多くのお金を費やすことを意味します。 独立系時計メーカー、デベチューンのムーンフェイズは、航空機のようなデザインで、当然ながら非常にクールな視覚効果をもたらします。特に星をテーマにしたモデルDB25では、12時位置にシルバー/ブルーに覆われた小さな球体がムーンフェイズを示し、独特のタッチで、ダイヤルとインデックスが星のように輝きを放ちます。

他にもユニークで独創的なデザインから、冷たい機械式時計にシックなエレガンスをもたらす極めて複雑な表現まで、面白いムーンフェイズはたくさんありますが、私が本当に好きだと言うなら、もちろん、眉間の表情から人と時計の交わりや温もりを感じる、表情豊かなムーンフェイズを好みますね。
  


Posted by ディ717 at 16:40Comments(0)